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校長あいさつ

2012年07月10日
安倍川まつり
 7月7日(土)、おかげさまで心配された天気も回復し、予定通りに恒例の安倍川まつりが実施されました。大勢の保護者の皆さん、地域の皆さんにご声援いただき、安全を確保していただきました。温かいお力添え、まことにありがとうございました。
 駒形小学校の安倍川まつりは昭和38年(1963年)に始まったと言いますから、本年度が50年目になります。半世紀も続いている活動です。
 学校に残っている卒業アルバムで安倍川まつりの様子をたどってみると、いろいろなことが分かります。
 昭和38年のアルバムには、河原での活動のみが残っています。川を渡っている様子はありません。はじめの頃、子どもたちはカッパの扮装をしたようです。アルバムも欠けている年度があり、また安倍川まつりの様子が残されていない年度もあり、アルバムだけでは正確には分かりませんが、現在行っている高学年男子の赤ふんどし姿と安倍川での蓮台渡しの様子は昭和50年から見られます。37年前のことです。この年以降、安倍川まつりでは赤ふんどし姿と蓮台渡しが継承されています。2世代、3世代にわたって続いているのです。
 昭和57年の写真には「考えよう 川越人夫の苦労と姿」というテーマが、昭和63年と平成4年の写真には「考えよう 人夫の苦労と江戸時代」というテーマが掲げられているのが写っています。昭和63年の写真には、自分たちで作った御神輿を中洲で燃やし、供養しているものもありました。
 毎年行われている安倍川まつりですが、本年度は、安倍川と共に発展してきた郷土や安倍川への愛着、愛校心を深める、縦割りグループの結びつきを深める、創意工夫しながら祭りを盛り上げる楽しさを味わう等々のねらいのもとに、事前の様々な取組を経て、まつり当日を迎えました。また、本年度は、4、5、6年生が昼休みの遊びを企画して提案し、縦割りの異学年一緒に様々な遊びを楽しむことを加えました。縦割りの異学年が共に活動するというのも、駒形小学校の特色の一つです。
安倍川まつり当日の蓮台渡しでは、蓮台に乗る低学年、蓮台の渡しを支える中学年、蓮台を担いで川を渡る高学年と役割分担があります。終わりの会での子どもたちの話にもありましたが、子どもたちは一つ上の学年の取組を見て、次は自分があれを担うという思いを持ち、次の年に繋げています。楽しみとして思いを巡らせてもいるようです。「かかわり合いを深めながら自分のよさを伸ばそう」という駒形小学校の重点目標を大切にし、いろいろな取組を継続する中で、子どもたちを育んでいきたいと思います。
 写真左:1年生のプール開き   写真右:校長室の窓辺(音楽集会で2年生が発表したお話の絵本と人形)

写真一枚目
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写真二枚目
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