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校長あいさつ

2012年12月01日
地域と結びついた学習 
 本年度は、特に3年生、4年生が地域に出て、いろいろな学習を行っています。大勢の地域の皆さんにお世話になりました。たいへんにありがたく、御礼申し上げます。
 3年生は総合的な学習の時間「駒形はかせになろう」で、学区全域を回って特徴を調べ、「駒形商店街はかせになろう」につなげて駒形商店街の秘密を探りました。青果、果物、肉、米、パン、お弁当、文房具、書籍、雑貨、衣料…、実にたくさんのお店に伺って取材させていただきました。商店街の皆さんの工夫や努力、お客さんとの気軽なやりとりを知り、駒形商店街ならではのよさを学びました。過日、自由参観日には、調べたことをグループごとに発表する授業も行われ、参観の皆さんにクイズなどを交えて商店街の秘密を伝えました。保護者の皆さんも知らなかった秘密がいっぱいでした。今、駒形商店街にどんなお店を作りたいか、考えています。
 4年生は、総合的な学習の時間「だれもがかかわり合えるように」で、福祉について学習しています。目の不自由な方のお話を聞いて、不自由ながらも工夫して生活している様子に驚き、感銘していました。点字の学習も行い、校内のあちこちに点字シールで表示を付けました。この福祉学習の一環として、駒形地区で行われているS型デイサービスに参加させていただきました。場所の関係で学校の体育館に参加者の皆さんにおいでいただき、タオル体操やゲーム、体を動かしながら歌う活動などに加わらせていただきました。2回目には自分たちで活動を考え、お年寄りの皆さんに参加していただきました。紙飛行機遊びでは、子どもたちは真っ先に紙飛行機を追いかけて行ってしまうのに、お年寄りは飛ばしているのを見て楽しんでいるということを学んで、違いに驚いていました。いろいろなお話をして、お年寄りがたいへん身近に感じられたようです。福祉の学習で学んだことは駒六文化祭の会場で発表させていただきました。子どもたちは、大勢の人たちの中で自分にできることは何だろうと考えています。
 そのほかの学年も、様々な学習に取り組みました。2年生は町探検をしました。5年生は環境学習で地域を調べたほか、社会科学習の一環で、自動車の部品を作る町工場の見学をさせていただきました。6年生は地域の歴史探訪を行いました。
 駒形小学校の学区には、歴史があり、文化があり、脈々と続く地道な営みがあります。改めてそのよさに触れて、子どもたちは目を瞠っています。誇りを感じています。新年度にはより一層学習の体系を整えて、学区に出て、地域と結びついた学習を進めていきたいと考えています。どうぞこれからもお力添えをお願いします。

 写真:校内に掲示された宮沢賢治と新美南吉の世界
    (校長先生の図書資料ギャラリー)

写真一枚目
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写真二枚目
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