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校長あいさつ

2012年08月28日
はじめてのおつかい
 夏休みが始まる前の集会で、「こんなことをがんばったよ。」と言える「じまんをつくる夏休み」にしようと子どもたちに呼びかけました。私自身は、毎年20冊の読書をめあてにしていることを話しました。今年はオリンピックの年で、日本の選手が様々な競技で白熱した試合を展開していたこともあって観戦に夢中になり、達成が危ぶまれましたが、何とかめあてを達成することができました。230人の子どもたちも、それぞれにじまんがつくれたことと思います。
 私は絵本も好きで、今も自分用に買い求めて楽しんでいます。子どもたちに紹介したい絵本もたくさんありますし、大人こそ読んだらいいと思える物もたくさんあります。紙の片側を綴じただけの物なのに、絵本には多様な事柄が描かれます。

 『はじめてのおつかい』(筒井頼子作/林明子絵/福音館書店/1976年刊)という絵本があります。主人公のみいちゃんは5歳、お母さんに頼まれて赤ちゃんの牛乳を買いに、はじめてのおつかいに出かけます。なぜみいちゃんがおつかいに出かけなければならないか、はじめのページの簡潔な言葉と描き込まれた絵から分かります。家を出ると、町の中には小さいけれどいろいろなドラマがあることも絵から伝わってきます。その中で、子どもなりの一生懸命さでみいちゃんはおつかいをします。ページを繰るたびに、いとおしくなるほどのみいちゃんの気持ちが伝わってきます。
 私のはじめてのおつかいは、4歳のときでした。町内の豆腐屋に油揚げを買いに行ったことだったようです。それは、私が小さかった頃、母親が何度も繰り返して話してくれたことで知っています。「道の端を通って行きなさい。」の言葉どおりに、自転車が置いてあれば自転車をなぞるように、荷物が出ていればその荷物をなぞるように歩いて行ったと、母は話してくれました。
 子どもたちに絵本を読み聞かせするのと同様に、子どもたちの小さな時の懸命な姿を語ることも、子どもたちの心を育みます。繰り返して親御さんから語られることで、心の中に残ります。子どもたちが何か成し遂げたときも、それを言葉で認めてあげることでより深く心の中に残ることでしょう。そうした記憶は、ふとしたときに温かくよみがえります。自分を肯定し、支えてくれます。
 学校と家庭が連携して子どもたちを育んでいくことには様々なことがあります。特に心を育む上では、その機会が多くあります。学校でも、また家庭でも、子どもたちに語ることを大切にしていきたいものと思います。

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