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校長あいさつ

2005年06月08日
たくましくて うるおいのある子
 校長室の入口でもじもじしている3年生の女子が2人。私が声をかけると中へ入ってきて、「私校長室へはいるの2回目。初めて入ったのは1年生の時の学校探検のときだから。」と話してくれた。「校長先生はいつも何をしているの?」大きな応接セットを見て「誰が座るのかな?」などと次から次へと疑問がわいてくる。子供は好奇心いっぱいだ。今度の校長先生はどんな人物か知りたいらしい。
 私も駒形小学校の子供たちがどんな子か知るのが楽しみだ。今まで何校かの学校に勤めてきて、どの学校の子供たちも何かその学校独特の個性を持っているものだ。私が勤めてきた学校は幼稚園、小学校、中学校、県外の学校、外国の日本人学校とバラエティーにとんでいるから、なおさら違いを感じる。さて、駒形の子はどうかな。
 学校教育目標は「たくましくて うるおいのある子」だ。もじもじしながらも、好奇心いっぱいの子はうるおいのある子に育ってきている証拠だ。うるおいのある子は美しい環境を愛し、人の立場を尊重し、他を思いやる温かな心をもち、自他の命を大切にする子であると考える。
 さて、たくましさはどうかと考えると、11日(月)に行った児童会と学級役員の任命式の決意を聞いていると少し覇気が足りないかなと思ってしまった。もっと元気があってもいいのかな、もっと堂々としてもいいんじゃないかと思ったのは私だけだろうか。
 私は駒形小学校を「笑顔がいっぱいの学校」にしたいと考えている。笑顔はその子が十分満足しているときに見せるものだ。満足している姿は、何かを力一杯やったあと見せるもので、そこにたくましさが見られるのだと思う。この子らと共に「たくましくて うるおいのある子」がいっぱいの学校にしたいと思っている。
 さて、次はどんな子が校長室を訪れ、どんな姿を見せてくれるのか楽しみにしている。
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